3190m         3090m          
奥穂高岳は登頂できる自信はあった。 これから行く 吊屋根は100%の自信はない 
 昨年奥穂高岳に登った知人は奥穂高岳から引き返している。無理だと言う。
 ホームページやブログを見ていると 行けると思った。 ガイドブックによると 2時間かかる。
前穂高岳(3090m)が雲の上に見えます。
 今から ここに登るために 出発します。
7時18分 降り始めました。 奥穂高岳には40分滞在しました。
奥穂高岳を反対側から見ました。ガレ石が積み重なって出来た山のようです。
  
7時27分 いよいよ穂高の吊り尾根を歩く。 わくわくします。四国にはこんなに岩ばかりの尾根はありません。
 東赤石山〜石室越えまでの尾根も結構面白いのですが、こんなに迫力はありません。
 
7時33分 急斜面の細い道 注意をしながら慎重に歩く 7時34分 奥穂高岳からの下り かなり急なので慎重になります。
  
  
7時48分 奥穂高岳南稜ノ頭直下の鎖場
  ここは滑落事故の多いところらしい。  雨が降っていたら危ないだろうな。
  
ヘリコプターがけたたましい音を立ててやってくる。
物資を運ぶ時と 災害救助がある ここは 足を踏み外したら 骨折だと幸いだろうな。
 
7時50分  道に迷わないようにペンキ表示を探しながら 
 時間は充分にあるし ゆっくり楽しみながら歩きました。
 追い抜いた人はいなかったが ほとんどの人に抜かされました。
ここは ガレ場ではない。
立派な登山道だ。赤丸の中に人がいるのが見えるだろうか。
ここを歩く 手摺・ガードレール そんなものは無い。自己責任だ!
8時40分 紀美子平らからの下山道の雷鳥広場がみえてきました
 こちらから見ると 包丁の刃の上を歩いているような感じです
8時42分 眼下に本日の宿泊先である「岳沢小屋」がみえます。
上高地もよく見えました。
 300ミリの望遠レンズで狙ってみました

  
8時56分 振り返るとペンキ表示がよくみえます。
  霧が濃くなると見えなくなるといいますから 怖いですね。
  登山道と分かるのは ペンキ表示か ふみ跡ぐらいだ。
 
8時59分 紀美子平が見えてきました。たくさんの人が休憩しているようです。
 穂高岳山荘の創設者の今田重太郎さんが 前穂高岳から上高地までの道を切り開くとき  
 妻マキさんや愛娘の紀美子さんを伴い、現在の紀美子平にテントを張って工事を続け、
 その後紀美子さんは23歳の若さで他界。紀美子さんの名前をとり紀美子平と呼ぶようになった
 
8時59分 紀美子平に到着
 奥穂高岳を出発したのが 7時15分だったので 
 奥穂高岳〜紀美子平の吊り尾根を1時間44分で歩いた。
 ガイドブックでは2時間となっている。
 ゆっくり歩いたつもりだったのだがそれでも早かった。
 後で思ったのだが休憩時間を取らなかった。
 せっかくの景色だったのに 気が焦ったのだろうか
紀美子平は大勢の人で・・・と言うより
たくさんのザックがあった。 前穂高岳に行っている人たちの分だ。
前穂高岳から降りてきた人たちに情報を聞くと
山頂はガスで周囲が見えないらしい。
どうしょうかと迷っていると宮崎駿のような髭の人が
「何も見えなくても 前穂高岳の道標だけでも記念になるよ」
9時04分 5分くらいの休憩で前穂高岳をめざした。
  
前穂高岳山頂までは ほぼ垂直に登る
 だから 高度がぐんぐん上がる。
 岩場をよじ登るという感じだ。 
 道はない 丸いペンキが書いてある。
  
9時17分  登り始めて10分 奥穂高岳〜前穂高岳の吊り尾根が綺麗にみえる
 一番高くて尖がったところが奥穂高岳ですよくみると一筋の道が見える 登山道だ。 気分爽快
 
9時22分 眼下に紀美子平が見える その先に雷鳥広場も
 狭い道なので降りる人と道を譲り合いながら登っていく
9時24分 山頂はもうすぐ 道というイメージではなく、 ガレ場なのでどこを歩いても上に登れば言い訳である。 しかしとても崩れやすいので下の人に崩れた岩が 当たらないようにとなると 決められたコースがもっとも 安全である
大勢の人がたむろしている。
紀美子平にあったリックサックの数だけがそこに居るわけだ。
中心に前穂高の道標が立っている。
存在感はあるね。
やっぱり来て良かった。
周囲はガスがかかって何も見えなさそうだ
  
9時35分 前穂高岳に登頂 所要時間31分 ガイドブックどうりだ

9時36分 山頂で記念撮影
 たまたま奥穂高岳でシャッターを押してもらった人だった。
山頂は広く 多くの人で賑わっていた。
日本で11番目に高い山です。



一等三角点
三角点(さんかくてん)とは三角測量に用いる際に経度・緯度・標高の基準になる点のことである。
一等三角点設置間隔は約40km、必要に応じて補点(約25km間隔)が設置される。  全国に約1000点。
  
雲が湧いてきては消えてゆく。
ほとんどの人は手ぶらで・・・ 持っていても飲み物ぐらいですが
中にはザックを担いで登ってきている人もいた。
たまに雲が切れると下が見える。奥穂高岳とか槍が岳や富士山が見えてほしかったけど 残念ながら見えなかった。
絶壁の岩場で腰掛けていると谷に吸い込まれそうだ。
  翼があれば 飛んでみたいなぁ
  
前穂高岳山頂もだんだん人が少なくなって 
私一人になった。
岩の上にカメラを置きタイマーで撮影。
お気に入りの1枚になった。

10時23分 下山開始しました。
山頂に滞在した時間は 47分 
結構ゆっくりできた。 
周りが見えたらよかったのにね。

前穂高岳を10時23分に出発