3日目 | |||
北岳-間ノ岳-農鳥岳 縦走
2011/08/05
前日8時消灯だったが電気の消えたのを知らなかった ほとんどの人は疲れと明日への備えで早めに床につく 6時頃食事が済んだらすることがない。隣の人と話していたが 7時ぐらいに眠りについたと思う 大声の韓国語が飛び交っていた。 1時ぐらいに目が覚める 小さな電球がひとつ点いている 喉が渇いた。 部屋は寒くはなかった。2階の奥の部屋だったがロビー付近でストーブを焚いていたので その熱が上がってきたのでしょうか 風と雨の音がすごい。我が家なら台風並の音である。 うつら うつら と眠ったような寝ていないような時間がすぎた。 早い人はもう出発の支度をしている。外は暗い。風雨の音がする。 |
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明かりが点いて 程なく食事のアナウンスが 流れた。食券は1番だ 4:30からの順番です 食事の途中山小屋の人から注意事項や 天気の案内があった。 「今日は雨の予報で風が強い 間ノ岳付近は ここの3倍くらいの風が吹く 台風並だから 無理をしないでください」 |
お代わりもして 美味しく頂きました。 水事情 宿泊者は 水1Lまで無料 1L100円で販売もしている ここの水は300m下の沢からポンプアップ |
出発する登山者のロビーの様子 大門沢小屋に行く人はもう暗いうちに 出発したとのこと |
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6:34 支度完了 出発する 気温15度 時間はたっぷりあるので とりあえず間ノ岳方面に向かう 行けるところまで行って 引き返したらいいわい |
風雨か少し弱くなったとはいえ 帽子が 飛ばされそうになる。 尾根歩きなので遮るものがない。 まともに吹き付ける |
07:05 中白根山 標高3055m 北岳山荘からの歩数2101歩 このあたりでは 北岳に次いで高く 3055mは日本の山の標高では15番目ぐらいに 位置するが名前があるだけで 日本百名山にも 200名山 300名山にも顔を出さない 標高ランキングにも乗ってない不思議な山 |
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7:11 雨も止んで 少し明るくなって 霧の中から薄日が差してきました。 風も少し弱くなって 霧が流れています |
7:27 向こうの山が見えます。 山に入って初めてです。何という山でしょう。 その前に ここはどこ。 |
わかりづらいがブロッケン現象です。 しばらく楽しめました。人生2度目です。 |
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7:35 北岳が見えました。 手前の山が中白根山です。 天気も良くなったので またまた予定変更 間ノ岳・農鳥岳・大門沢小屋と行くことにした。 北岳山頂からの眺めも見てみたいが 北岳ならもう少し年を取っても行ける 縦走は今年でないと行けない。 「そうだそうだ」と自己暗示 |
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仙丈ヶ岳 3032m 日本百名山 眼下に長野県の街が見える |
富士山も顔を出す。 しかし 一瞬だけで すぐ雲に隠れてしまう。 連続してシャッターを切るが これが一番よく見えた一瞬だった |
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もう一度 北岳 8:18 間ノ岳山頂 標高3189m 昨日はあそこに登ったんだぞ!! 北岳山荘からの歩数5821 気温18度 日本で4番目に高い山です。 1富士山 2北岳 3奥穂高岳 4間ノ岳 5槍ヶ岳 1〜4は登った 来年は5槍ヶ岳か? |
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なぜ「間ノ岳」というと 北岳 農鳥岳の間 にあるからだとされているこの3つの山を あわせて白峰三山と呼ばれている行政区 域としては静岡県と山梨県の境に位置し 南アルプス国立公園にもなっている 植物の非常に少ない山です。山頂にはひっ きりなしに登山者が登ってきます。だけど ほとんどの人が引き返します。農鳥岳に向 かうのは ほんのわずかの人だった。農鳥 岳に行くなら もっと早くに北岳山荘を出発 にていると思う |
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私の予定表では「間ノ岳」は 8:30だから予定どおりだ 大門沢小屋17:00予定です。遅いことはないが すこし急ごうか? | ||||||
富士山です。もう少し見えないかなぁ 私は富士山には縁がないのかな 登ったことはあるのだが 全容を見るのはめったにない 新幹線でも バスでも 飛行機でも・・・ |
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花を見ると 心が安まりますね。 チシマギギョウ |
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かなり降りてきましたよ。 松の木が地をはうように茂っています。 高山植物はあまり見かけません |
9:04 登山者とすれ違いました。 昨日は農鳥小屋に宿泊し農鳥岳をピストンし 今日は北岳肩の小屋だと言う 単独行かと思えば ずーっと遅れて奥さんが登っていった 「薄情でしょう」だって |
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また 同じぐらい登らなくては農鳥岳には着かない うぇ〜 ここから三国平に行く 塩見岳には 間ノ岳から行く道とここから行く道がある。 私は農鳥岳に向かうが 最近は塩見岳が人気のようだ。 |
間ノ岳方面を振り返る | |||||
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 農鳥小屋 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
農鳥小屋 標高 2,800m 営業期間 7月1日〜11月上旬 収容人数 120名 電気・水 電気なし
トイレ 垂れ流し 水場・テント場 水場あり(往復30分 6L/分、宿泊者には水を無料提供) 50張・500円/1人
ホームページ 農取小屋ホームページなし 風呂 無し 特記事項 食事内容期待出来ず。
9:40 農鳥小屋到着 | お姉ちゃんが外に出ていたので話をした。 半月ぐらいの交代でアルバイトをしているよう です。 私好みのかわいい娘でした。 |
売店 買う気がしないが カップ麺 カップスープ 500円 バッヂ 500円 その他不明 |
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「農鳥小屋のおじさん。 とにかく事前の情報が多かった。 誰に聞いても、いい評判は耳にしなかった。 とにかく登山者を叱りつける。 いつも不機嫌で誰かを怒鳴りつけている。」 農鳥小屋はネットではあまり良い評判は聞かない 間ノ岳の手前あたりから農鳥小屋に宿泊した登山者に出会った 今日あった登山者の話で は悪い評判は聞かない。 幸か 不幸か 私は通り過ぎただけだったので農鳥小屋のおじさんには 会わなかった。 マナーの悪い登山者に苦言を呈するらしい |
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問題のトイレ 垂れ流し だそうです | ||||||
クルマユリ 不明??? ウサギギク テガタチドリ 花の名前については自信がありません間違っていたらごめんなさい。 |
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農鳥小屋からの登りは えらい キツイ 下りに足が慣れてしまったのか なかなか 登れないそれに 岩がゴツゴツの登山道だ |
絶壁の横をすり抜けるように登山道がついている。 霧があって遠望がきかないが 見えたら見えたで怖いかもしれない この花は シラネセンキュウ 、 タカネイブキボウフウ ミヤマトウキ 、 ミヤマシシウド ミヤマゼンコ などよく似た花を咲かす ちょっと区別がつきにくい |
10:25 雷鳥の親子発見 親鳥は警戒するのか あまり近寄ってこない。 |
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農鳥小屋から キツイ登りの登山道が続く 登り切って 尾根にでた所ぐらいに 雷鳥がいた 雷鳥のひな ひなが2羽いた。こちらからは近寄らなかったが ひなが寄ってくる。今回望遠レンズを持ってこなかった。 このショットは望遠レンズを付けて撮りたかった。ザンネン 日本では特別天然記念物であり 生息数は少ない 先に通った人の話ですが 親鳥が2羽 ひなが5羽 見かけたとのこと |
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10:34 尾根に出ました 道標 農鳥岳・農鳥小屋とあります。 西農鳥岳が近くにあるはずですが表示がありません |
道標の場所から撮影 国土地理院の地図によると2番目のこぶが 西農鳥岳3050mになっています。 とりあえず行って見ましょう |
10:46 西農鳥岳山頂? 何の表示もありません。 山頂は狭く 石がぽつんと置いてあるだけでした。 間違ったかな? と思いながら去る。 |
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西農鳥岳 南東側の農鳥岳は標高3,026m、 北西側の西農鳥岳が3,051mである。名称の上からは農鳥岳が本峰扱いされ、 三角点も農鳥岳にしかないが、標高は西農鳥岳の方が高い 日本100高山で 農鳥岳3051 となっているのは 西農鳥岳の事である |
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農鳥岳方面です。地図では尾根に出たら農鳥岳 まで真っ直ぐな線で40分とありました。 楽な尾根 歩きかと思っていたらなんと登山道はだんだん 下っている。ゲッポ!! |
振り返るとどこをどう通ってきたか わからないような登山道 |
台形の農鳥岳.真中のやや高い部分が山頂 登山道が延びています |
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← 西農鳥岳方面 いつ雨が降っても おかしくはない状態 → 山頂に人がいます 4〜5人見えます |
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−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 農鳥岳 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− | ||||||
北岳山荘のお弁当です。 晴れてたら ここで食べるお弁当 気分いいだろうな 誰もいなくなった 石の上にカメラを置いてセルフタイマー 早く食べないと雨が。。。。 大急ぎでカッパを着る |
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11:32 農鳥岳山頂 標高3026m 北岳山荘からの歩数15737歩 気温22度 到着したらすぐに記念写真をお願いすることにしている 誰でもが快くシャッターを押してくれます。 こちらも「撮りましょうか?」と声をかける。 「頃合いを見計らって」などと悠長なことを言っていると さっさと下山してしまう。下山の準備をする前に お願いしないと 好機を失う。 |
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チングルマ (実、種子) チングルマ (花) コバイケイソウと思うが 花の咲く前なのか 終わった後なのか はてまた 別の植物なのか わかりません |
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しょぼふる雨の中を降る。 まだ高山なので岩場が続く |
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−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 大門沢降下点 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「大門沢下降点には黄色く塗られた鉄骨製の標識が設置されています。昭和43年1月に吹雪のためこの場所を見失いビーバークするも力尽きて
25年の短い命を終えた登山者のご両親が、このような事が二度と起きないようにとの願いをこめて建てた道標です。」
日本100高山(標高の高い山) に登っている人と 会う 今日は北岳山荘を出発 門沢小屋に宿泊 するのだが その前に 広河内岳(35位)・ 大龍岳(79位)・白河内岳(?位)に 登って来ると言う。同年配の人だ。 歩くのも速かった いろんな山の登り方があるもんだ。 13:05 大門沢下降点から下山開始 ここからは下り大門沢小屋まで3時間とある 標高差1090mを一気に下る。 昨年体験した前穂高岳(3190m)から岳沢小屋 (2270m)の重太郎新道は 標高差920m これよりキツイのだろうか? 私の大好きな東赤石山から筏津までは 標高差1047mだ。 |
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雨も止みました。こんな登山道なら 歩きやすいのですが |
12:47 大門沢降下点 標高2800m 北岳山荘からの歩数 18897歩 |
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ぼちぼち行くか。 13:12 背の低い針葉樹の中を行く |
13:41 木々の背が高くなる 雨が降る 細かい雨だ |
13:55 登山道は濡れてよく滑る。 木の根っこ 石車 赤土 石など 気が抜けない |
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15:08 かなり降りてきました。谷はこの雨で 水量は豊富危ない橋です どう渡るんでしょう? 私は谷に降りて岩を渡りました。 でもこれ以上 水が増えると谷は渡れません。 |
15:20 パイプの橋です。乗っかってびっくり 横揺れが激しいです。 四つんばいになって 渡るか 谷を行くか? 橋を持ちながら 谷を行きました |
15:41 きれいな森林の中の登山道です もうすぐ 大門沢小屋です。 |
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−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 大門沢小屋 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
15:48 大門沢小屋 到着です 標高1710m 北岳山荘からの歩数 30117歩 足は笑っていない。 |
早速宿泊を申し込む。受付は外になっている。 おや カメラのレンズが雨で濡れていました。 よく見ると色々書いていますよ。 昼めし各1000円 カレー・牛丼・親子丼・ラーメン・ うどん・そば 高いか安いかはその人の価値観による。 その他 携帯・デジカメの充電500円 |
早く来た人は 宴会で盛り上がっていました。なんと 北岳山荘を暗いうちに出発 13時過ぎにここについて 宴会中だって。皆さん雨にやられた様子でテントの したはカッパなどの物干場になっていました。 本当に小屋が一杯になると このテントの下で 宿泊するんだって |
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部屋に行きましょう。1階の22の場所だ。 隣には北岳山荘で一緒だった夫婦が居た。 少し前に到着したようだ。 今日は1枚の布団で1人が眠れるようです。 混んで来るとその間に もう1人入るような番号割りになっています。 24 26は誰も来ませんでした。 |
室内の柱からロープが張ってあってこれに濡れた物を掛けています 私も着ていたもの ほとんどぶら下げました。 布団を敷くと足元にザックを置くぐらいのスペースがあります。 布団はジトッとして また汚れもひどかったですね。 神経質な人はむりでしょう。 |
温水シャワーがあります 4分間 500円 止めている間はカウントされません 早く着いた女性の人は利用したそうです。 |
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消灯は何時だったのか? 8時過ぎ することもないので早めに寝た 韓国人の話声は気になったが・・・・。 どうも11時過ぎまでテントの下で宴会 をしていたらしい。 パワーがあると言うか 非常識というか。 |
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小屋の周りを散策しました。トイレは少し下がった 別棟にありました。 「きれい」とは言えないな。 |
夕食は5時からだった。宿泊者が多くて2班に 分かれての食事になった。 |
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30117歩 頑張りました |