金鍋火薬庫・見花谷火薬庫 金鍋抗
      
         2011/09/11

旧別子の火薬庫

@ 銅山越東の火薬庫
     未発見

A 銅山越西の火薬庫
     発見済み

B 足谷川の火薬庫
     発見済み

C 西山下の火薬庫
     未発見

D 見花谷の火薬庫
     今回発見

E 金鍋抗の火薬庫
     未発見


 
茶色の線
 尾根

水色の線
 谷

青の線
 鉄塔の保線路

赤色
 私が歩いた所



7:07 登山口出発しました。霧雨が降っていた。 7:41 ダイヤモンド水到着 コーヒータイム
8:04 小雨が降っていたが出発
8:26 見花谷から火薬庫に向かって登り始める。
 
この谷なら登りやすいと思っていましたが 最初は登り易かったが だんだん厳しい状況になる。 谷が細くなり また細くなり藪になってしまった。
 
尾根に出て見晴らしの良いところで状況確認 黒川氏の火薬庫の写真は藪の中でなく 木立
の中にあったのを思い出して 杉や檜の
ありそうなところをさがす 尾根から西に向かい
谷を越えると雰囲気のいいところに出る。
尾根が開けたと思ったら石積みが目に飛び込ん
できた。9:30発見!! 別子銅山−火薬庫Aの
「5」の火薬庫です
 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 見花谷の火薬庫 −−−−−−−−−−−−−−−−−

簡単な図面を作成しました。 @は入口です。火薬庫は入口は1ヶ所のみです
間口は1.7m 高さは1.8m程です
けっこう大がかりな施設です。

Aは谷の方向からです。
高いところで4.2mほどもあります。
石垣の中間は内側に崩れています。
石垣の厚さは90cmほどあります。
Bは東側になります 12mほどありました
Cは山際ですが石が崩れています。
Dは台座のようです。この上に火薬を保管
していました。もちろん小屋かけをしていました。
石積みの高さは90cmほどです
全体です
入口付近を引いて撮影


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 金鍋の火薬庫 −−−−−−−−−−−−−−−−−

簡単な図面を作成しました。
見花谷の火薬庫とよく似た構造ですが
多少の違いがあるようです。
@は出入り口です。谷の方に向いています。
 ここに生えているのは広葉樹です。
 見花谷の火薬庫は針葉樹だったので
 ここは雑然とした感じがします。
Aの方面です。
 石垣が崩れていないのですが真っ直ぐでなく
 蛇行しています。
B側面です 比較的きれいに残っています。 C山ぎわの面です。 石垣は崩れています。
 どこの火薬庫も山ぎわの石積みは
 形がなくなって 石だけになっています。
金鍋の火薬庫は以前にも来たことがあります
そのときは写真撮影だけでしたので
今回は巻き尺を持ってきたので 寸法を
とって帰りました
D中央の台座です。見花谷の火薬庫に比べて
 崩れて四角い線が出ていません。
全体像です。うっとしさはないのですが
「壊れかけ」といった 印象です。
1辺 12.5m程あります。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 金鍋抗 第2坑 −−−−−−−−−−−−−−−−−

金鍋抗 第2坑です。
入口が開いていて 入坑できます。
黒川氏は入って行ったようですが
私は無理です こわ〜ぃ


下の地図は金鍋抗の古い地図です
綱繰山に近い方が旧坑です
下の方のは第2坑で
この下に第3坑があるのですが
この地図には載っていません

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 金鍋抗 旧坑 −−−−−−−−−−−−−−−−−

金鍋坑上部1360m付近にあり やっと発見でしました。
 
入口は塞がれています。 谷の向かいから見た金鍋抗旧坑です。
 


13:29 雨もあがり 青空になりました。 銅山峰 西赤石 前赤石 八巻山 東赤石 三ツ森山
 がみえます 旧別子では 牛車道 歓喜坑 東延 延喜の端が見えます