東平 ペルトン水車      . 2013/07/21     .
   
鹿森ダム登山口 7:10
索道中継所着 7:58
索道中継所発 8:20
東平 9:02
第三 9:38
ペルトン着 11:44
ペルトン発 12:36
東平 12:42

東平街道を歩いてきた。
9時に東平の駐車場で春秋氏と待ち合わせしている。
春秋氏のペルトン水車に関しての調査が目的ですので
気楽に同行させてもらうだけ。



         遠登志        

鹿森ダムに展望台があったのをご存知だろうか
下記の写真の所にありました。
トンネルになっていて突先に展望台があったのです。
今は全て削り取られて平地になっています。
別子銅山(合田正良著)36ページに鹿森ダムの写真があり
展望台もトンネルも写っていました。
   
ブログ 読んでいますよ」と声をかけられた。
自転車に乗っている。黄色いトッポが目印のようです。
「展望台」と書いてある看板を行っても展望台は無いが 
 1〜2分ぐらい歩いてみてください。
登録有形文化財の「遠登志橋」が一望できます。
   

         索道中継所   

写真は 原茂夫氏

別子銅山にも多くの索道が活躍していました。
一番古いのが
石ヶ山丈〜端出場
認可申請 明治22年1月18日
認可 明治22年5月14日
完成 明治24年4月
延長 1585m
廃止 明治44年11月30日
上部鉄道で運んだ鉱石を端出場まで運んだ

東平街道を沿うように作られてのが
東平〜端出場   通称「東端索道」
認可申請 昭和10年3月4日
認可  昭和10年3月13日
完成  昭和10年5月27日
延長  2717m
廃止  昭和43年9月25日
この索道の中継所が東平街道すぐ下にある
東平街道で一番間近で見られる所です。
新居浜市商工観光課発行産業遺産マップより部分拡大



   
東平街道のこの下に索道中継所があります
少し手前に斜めに降りる道があります
橋があったのですが 腐ったのか無くなっている
鉄のフレームがあり 恐る恐る渡る。
煉瓦の索道場が現れた。
    
あかがねの峰新版150ページより

東平坑が閉山するまでは第三通洞から
運び出された鉱石は東端索道によって
東平から端出場へ下げられていた。
この索道の中間に中継所がニケ所あり、
本谷川の絶壁の上にあった中継所を
「新道の索道場」と今でもまだ呼ぶ人がいる。
「新道」の名は何に由来するのだろう。

昭和43年まで使用されていたので残存物がある 昔は木々の向こうにセリワリ隋道が見えたのだろう
    
屋根はトタンだったのだろうか? 今は無い よく見ると 東延の機械場の煉瓦の建物に似ている
      

         ペルトン水車   


東平のペルトン水車とは
詳しくは春秋氏のホームページをご覧ください

彼のHPは数字が並んで 専門的でわかりづらい
わたし流に解釈すれば
第三通洞から木の樋で鉄塔まで運び そこに会所があり
そこから鉄管で水を落としてペルトン水車を回した。
その 痕跡を探しに行った。

東平駐車場で春秋氏と合流し 
ペルトン水車の探索に向かう

9:02 東平駐車場
9:38 第三通洞 
10:47 鉄塔
11:44〜12:35 ペルトン水車
貯鉱庫
駐車場


第三通洞から鉄塔・ペルトンと行く
   
第三から鉄塔までの道は石垣があり水路だったのだろう 鉄塔が見えてきた。
私の考え
水路はこの鉄塔の下まで木桶で来ていた。
ここに会所(たぶん煉瓦)があったが 鉄塔を立てる時に壊された。
会所からは鉄管でペルトンまで運ばれた。
根拠はない あくまで 考えです。
詳しくは春秋氏のレポートの完成を待つしかない。 
    
鉄塔からの道は石垣が見られず崩れているところが多い この水路は小足谷小学校の前の水路ですが このような木製の水路が
あったのではないかと 推測する
    


鉄塔からペルトンに降りる道がある。
この道は明治末期の地図にも記入があります。
今は 住友共電の鉄塔巡視路として使っているのでしょう。
ペルトン水車の遺構がある。水路と思うが どう使われて
いたのか推測してみたがわからなかった。
   
今も残るペルトン水車の石垣。東平街道の川向に見える。 これは遠登志の発電所の写真ですが たぶんこのような鉄管が
ペルトン水車にも来ていたと思われる。
     
ペルトン水車の写真が見つかった
右隅に鉄管が写っています。
ペルトン橋の向こうに排水の水の
流れが見えます。
明治30年ごろの写真のようですが

春秋氏の見解として
「端出場水力発電所の、試運転の時を持って、
東平のペルトン水車が、

終わりになったのではないかと、考えています。」
と言うことは明治45年ごろに廃止になっている
この写真の建物は何なんでしょう?。
鉄管と排水の水の意味は?

 
ペルトン水車