高知県大川村のツガザクラ       . 2017/05/17     .
   
銅山峰のツガザクラが日本の南限のツガザクラと言われているが
高知県にもあると話に聞いた。
愛媛県科学博物館の川又氏に話を伺ったところ
一冊の本を見せて頂いた。
「高知県博物誌」という本で その中にツガザクラが掲載されていた。
    

「高知県植物誌 」

高知県/編 高知県牧野記念財団/
高知県・高知県牧野記念財団 2009.3

県民ボランティアが足で作った植物誌
『8年がかり』で完成☆
県内に自生する約3170種類の植物を掲載。 
   

PLANTS OF KOSHI
Herd Makimo Botanical Gurden(MUX)

Phyllodoce nipponica Makino
ツガザクラ
Loc
800m alt

Hab,落葉林緑、路傍、岩陰
note,Flowers white
date,10 May 2004
Coll,T/
akiyama(秋山) No FOK-066174

   
2014年5月10日
高知県大川村で採取された事がわかる。
標本が採取され上部に張り付けられている
場所は標高800m 道端で岩場 広葉樹のある場所で杉や檜の植林地帯で無い所です。
採取した人は牧野植物園のスタッフ秋山さんと言う事がわかった。
  

高知県大川村へ
2017年5月14日 銅山峰でツガザクラの開花を確認できた。わずか数株だったが白い花をつけている
大川村のツガザクラは標高800mですから 銅山峰より早く咲くと思う。
高知県大川村の「白滝の里」に連絡すると 秋山さんは今日は来ていないが近くに住んでいるとの事
連絡を取っていただいて5月17日にお伺いすることになる。

別子山筏津から大田尾越を通り白滝の里までわずか1時間ほど。思ったほど離れていない。

  
高知県堺 大田尾越 高知県に入ると県道8号線になる 県道脇の草も刈られていて走りやすい
鉄橋を渡る。渡らず真っすぐ行くと、早明浦ダムに行く 白滝の里の看板 下の道の方が道幅が広い 白滝の里に到着しました。
自宅を教えて頂き、訪問し、話をお伺いしました。
高知県植物誌の編纂の時 大川村の調査をした。 
その時 牧野植物園の稲垣氏が発見した。季節は秋だったので 翌年
白滝の里の専務・近藤氏と一緒に採取し、牧野植物園に送った。

もう一度白滝の里にお伺いし 近藤氏の話も聞かせていただきました。
暇な時なら現地をご案内して頂けるようでしたが、 
あいにく多忙なようで、
秋山さんが案内して頂けることになった。

2004年に行った後 行ったことがないので、
おぼろげながら地形を覚えているとの事でした。


記憶をたどりながら 現地まで20分、
ツガザクラを発見