なすび屋敷 | . | 2020/06/16 | . | ||
銅山川の源頭「ちち山の別れ」の下に、なすび屋敷がある。
中七番から平家谷を逆登ると、谷水が切れるあたり一帯が、通称「なすび屋敷」である。
その昔、小足谷の銅山が盛業の頃、薪炭の供給拠点として賑った所であるが、
現在は、草木繁り、僅かに残った石積に、往時の面影を残している。
(山村文化05号_27ページ)
コースタイム 大永山トンネル 8:25 林道終点 9:37 なすび屋敷 11:33-12:37 吹き返し点 13:20 なすび屋敷 13:51 林道終点 15:20 大永山トンネル 16:27 |
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8:25 曇りだったが、天気予報は晴れ | フォレスタハウスからは通行止め | ||||
9:37 林道終点 ゆっくり歩いたので 1時間12分 休憩する |
冠山の看板があるが 道は崩壊だらけ | ||||
9:53 A地点 早くも谷の迂回です | 10:06 B地点 滝になっている。 | ||||
10:10 崖を下る ロープは設置しています | 10:14 谷越に10分近くかかりました。 | ||||
10:46 C地点 当時の石垣が残って居る | 10:49 D地点 また滝。 | ||||
10:52 滝を下から | 11:04 E地点 唯一残っていた橋 腐ってる | ||||
11:11 F地点 谷の中段を渡る | 11:17 G地点 ここまで中部歩道 先は 崩れていて上部歩道に登る |
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11:28 H地点 もう最後の難所 | 11:33 なすび屋敷の端に到着 | ||||
炭の集積地 | 看板がありましたが散乱している。 | ||||
持って記念写真 | 当時を思うものは石垣しかない | ||||
炭のかけらを拾う | |||||
2007/04/28 カタクリが咲き乱れていた | |||||
自然の中の 贅沢な昼食 | |||||
「吉野川源流の碑」を目指したが ここで引き返す。 途中道が分からなくなり、時間ロスがあった ここも写真で見たら渡れそうだが、滑りやすく 手で持つ所もない。 かなり疲れていたのと、帰りも難所を通らなくレはならない 時間が13時20分と押し迫っていたので、やむなく引き返した。 結果的ではあるがあと10分ぐらいの所まで来ていた。 源流の碑自体は、それほどの物ではないが 源流はドラマチックです。 秋の紅葉の頃に もう一度 チャレンジします。 |
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今までの 探検隊で一番の危険な所です 今回の募集で応募があったのは この二人だけでした。 3人の平均年齢が なんと75歳 びっくりだね 最初かっら 無事帰る事だけを頭に入れて 行動しました。 長めのロープを持って行ったのがよかった。 別子銅山を研究する人でも なすび屋敷を訪れる事は少ない。 危険の向こうに 楽園があるような所。 秋にも行きたい 本当に! |
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16:27 無事下山 | |||
奥七番・なすび屋敷については、妙な話が言い伝えられ
ている。当地は高知県境に近いことから、雪の降り積もっ
た中を土佐から、女の人が なすびを売りに来ていたという
話である。はたして暖国の土佐であっても、冬に「なすび」
とは、山奥に女性とは、どうも妖し気な話である。
昔からなすびの初夢を見るとその年は良年になるとか、
なすびの花は必ず実を結ぶことから、吉を呼ぶ例えとされ
ている。
昔のことであり、坑内や山林の仕事をするにあたり、こ
ういう縁起を担いで名付けしたのではなかろうか。とすれ
ぱ、大阪屋敷は富士屋敷で、京屋敷は鷹屋敷という別名が
あったかもしれない。まことに都合のいい当て付けである
が、七の番数にしても、なすびにしても、いい名を残して
くれたものだ。
いずれにしても、吉野川水系銅山川の源流として、素晴
らしい自然環境を保っている当地は、その名と共にロマン
を秘めている。
(山村文化05_27より)