端出場水力発電所が国の登録有形文化財に指定され、一躍脚光を浴びた。
舞台で言えば、主役にピンスポットが当たった具合である。
舞台には多くの人たちがいて、縁の下にも沢山の協力者がいる。
端出場発電所もそうで、遠くは山の向こう別子山の大野谷まで遡る
 七番ダム・日浦通洞・横水路・水圧鉄管路と重要施設が並ぶ。

山の中に埋もれた歴史と史跡を紹介したい。
 
 
 
 







































私が別子銅山にどっぷりと浸かったのは2009年6月28日の事だ。
親友 小野晴昭氏が誘ってくれて、石ヶ山丈に来たのが運の尽きである。
彼はもう別子銅山に頭まで浸かっていて、暇な私を誘った。
それから、小野晴昭氏と私はセットと思われるぐらい、一緒に行動をする。
彼は非常に熱心で大学の教授のように丹念に研究を重ねた。
ホームグランドは石ヶ山丈であった。関連があれば仁尾の方面まで
取材に出かけた。臆することなく人との交流を重ねた。
情報源はその人たちであった。
その人柄が神様にも気に入られ、 2016年5月22日 天国に旅立った。